手汗 足汗がひどい子供の原因は何?治す方法や改善方法はある?

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子どもの手を触るとじっとりしている、いつも汗っぽい、足汗で靴下や靴が蒸れている場合、ちょっと心配になってしまいますよね。子どもの手汗 足汗がひどい場合の原因は何なのでしょうか?治す方法や改善方法について見ていきたいと思います。

手汗 足汗がひどい子供の年齢別の原因

手汗と足汗がひどく多い場合はそれぞれ「手掌多汗症」と「足蹠多汗症」と呼ばれています。

読み方は手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう),足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)と読みます。合わせて、「掌蹠多汗症(しょうせきたかんしょう)」とも呼ばれています。

掌は手のひら、蹠は足の裏になります。

手のひらが汗っかきの場合、足のうらも汗っかきも場合が比較的多いです。

思春期に多い掌蹠多汗症

手汗、足汗がひどい掌蹠多汗症は、思春期に発症が多く、年齢とともに減少していき50歳頃には多くが治るというデータがあります。

思春期ともなると恋愛で異性と手をつなぐなどもあったり、職場や新しい出会いで握手などもする機会が増える年齢ですね。また、重要な進学試験や資格試験などがあったり、テスト用紙が濡れてしまって、紙がくるんとなってしまったり、スマホの画面が汗で動かしずらいなど、多くのストレスを感じる年齢です。

本当に辛い時期に、手汗・足汗が増えてしまうんです。

そして、気にすればするほど止まらなくなるのが、手汗、足汗です。つまりこの汗は、暑いからでる汗ではなく、精神的な発汗になります。一度汗が出始めると、気になってまた汗がでるという悪循環に陥ります。

掌蹠多汗症に悩む人は、神経質の人が多いと言われています。正直、私も小さいことに気にする性格です。。。小さいころからです、はい。。(>_<)

産まれた乳幼児の手や足が汗でベタベタ、これは多汗症?!

例えば、お母さんやお父さんが手汗、足汗が多く、産まれた子どもの手足が湿っていたら「遺伝してしまったーー・・・・」と申し訳ない気持ちになりますよね。

手汗はおよそ3割くらいが遺伝するというデータがあり、私の娘も産まれて1歳くらい前、手が結構湿っていて、あぁ…ごめんなさいという気持ちでいっぱいでした。

しかし3歳くらいになってきて、あまり湿っていることがなくなりました。次に産まれてきた子と比べると上の子はやっぱり多めです。。。

ただ、生まれたての赤ちゃんはとても汗っかきで、体温調整も自分で上手にできません。そして、あの小さいからに汗腺だけは大人と同じ数の汗腺があるんです。

ですので、赤ちゃんが汗っかきの原因は、「小さい体に汗腺が大人と同じ量あるから」、ということになりますね。ただし、これは手汗や足汗ではなく、背中の汗などになります。

遺伝が原因ということもありえますが、私の子どものケースもありますし、子どもがまだ小さい頃はちょっと汗っかきというくらいの気持ちでドシっとと構えるのが大事です。まだ気にするには早いということです。

あまり親も手汗や足汗を気にして、それが子どもに伝わり、自分は他の人と違う、手汗、足汗が多いなど過度に意識してしまうと、精神性発汗を助長させる原因になります。

私は小学校くらいで人よりも汗が多いことに気が付きました。他人の目を気にする子どもで、小さいとにもすごくクヨクヨする子どもでした。

この記事を読まれているのがご両親であったら、「子どもには何事にも動じない精神力」を身につけるようにしてください。小さいことに気にしない性格はとても大事なことです。その性格は一朝一夕でできるものではなく、経験の積み重ねが大事ですので動じない心を養ってあげてください。

本当にたくさんの経験をさせること!それが親の定め!

小学生~中学生の手汗、足汗がひどい場合

さて、小学生や中学生になり、手汗、足汗がまだまだひどい場合は、ますます掌蹠多汗症の可能性が高くなってきます。

手掌多汗症はだいたい13歳頃に発症することが多いようです。私はおそらく小さいころから手汗・足汗が多く、小学生の時に自分で気が付き、中学生で最大のコンプレックスとなり、高校・大学で宇宙最強のコンプレックスとなりました。。

暑かったり、緊張するシーンで手汗、足汗をかくことは至って正常な温熱性発汗、精神性発汗です。

しかし、[yu]何もしていなかったりちょっとしたストレス(緊張)などで、水滴ができる、汗が垂れるような発汗は多汗症の可能性が濃厚[/yu]です。

親から見て、もしもそのような症状であれば、まずはできるだけ気にしない様にしてあげましょう。とは言っても思春期で多感な時期です。気になって悩んで眠れないくらい辛いこともあると思います。その気持ちをわかってあげましょう。

どの年代でも言えますが、もしもリラックスをしている時でも異常な汗を出している場合は、多汗症以外の病気も考えられます。特に寝ているときに暑くないのに異常な寝汗をかく場合、体に疾患がある場合もあります。

手汗や足汗は本当にリラックス時している時にはあまり発汗しません。

高校生の手汗、足汗がひどい場合

高校生になっても基本は同じですが、青春真っ只中、思春期真っ只中です。[yu]手汗が原因で恋愛ができない[/yu]ということも出てきます。前項で述べたような異常な発汗以外の、手汗・足汗の発汗原因は思春期に発達する汗腺によるものになります。

正直わたしも手汗のせいで奥手になりました。高校生だから手をつないでデートしたい、という願望はあるものの、手汗が気になって仕方がありませんでした。手が濡れてて嫌われたらどうしよう、とかです。。。

また高校生になると汗の臭いなども気になる年ごろです。

手汗は臭いは気になりませんが、脇汗と足汗は臭いが気になりますよね。汗が多いと雑菌と反応して臭いを放つようになります。

足汗がひどくて靴下が臭い、匂いが取れない場合は、セスキ炭酸ソーダと洗剤を混ぜて40℃以上のお湯につけて洗うようにしましょう。多少マシになります。100均でも買えますので漬けおきしてから洗濯機という流れがおすすめです。

高校生にもなれば、体もしっかり出来ている年ごろですので後半に紹介している「塩化アルミニウム液」のPerspirex(パースピレックス)という商品を利用するのもおすすめです。

正直、悩みを吹っ飛ばすことができる唯一無二の商品です。自分が思春期の時にこんな商品があればよかったなー!人生変わったのにな~!って心底思います(笑)

 大学生、社会人で手汗、足汗がひどい場合

大学生、社会人で手汗、足汗がひどい場合はすでに高校生から多い場合が多く、悩みが継続していることがほとんどだと思います。20歳頃に突如増えた場合は、内分泌疾患を疑ったり、生活習慣、食生活、ストレスなどが原因となることもありえます。

対人恐怖症や恋愛恐怖症という精神的に辛い場合は、早めに対策を打つべきです。

大学生ともなればいろいろなことに理解ができる年齢です。手汗、足汗は手術などでも治すことができますが、別な部分で発汗が増えるという副作用が報告されています。例えば、手汗は治ったけど、お尻汗で同じ悩みが発生した、もっと生活が辛くなったという代償発汗というリスクもありえます。

悩みが深刻だと手術しようかな、と思うことが一度は必ずあると思いますが(わたしもそうでした)、手術は最終手段ですので、まずは他にできることを試してみましょう。試してほしい方法を以下にご紹介します^^

手汗、足汗の対策、改善方法について

手汗、足汗に悩む子どもを持っている親御さんや、悩んでいる人にまずは絶対試してほしいものがあります。

それは、「塩化アルミニウム液」です。

なんだかちょっと体に悪い!?と思ってしまうネーミングですが、人体に影響がないことが海外でずいぶん前から報告されており、欧州では普通に薬局で販売されています。

日本では数年前にやっと一般の薬局でも取り扱いが始まりましたが、まだまだ一部でしか売っていません。

この「塩化アルミニウム液」は汗腺の中に浸透していき、汗腺の穴を塞いでくれるものです。全身に効くものですが、とくに濃度が高いものは特に手汗、足汗に効果的です。

「塩化アルミニウム液」は使い始めは5~7日連続して使い、効果が出始めたら使用を止めます。汗止め効果は約1週間くらい続いてくれます。そして、効果が薄れてきたらまた使用します。この場合は1日だけでも次の日から効果の復活を感じられます。このように「塩化アルミニウム液」はだんだん使用量、使用頻度を減らしていっても汗が止まってくれるようになります。

手術以外にも、ボトックス注射なども効果がありますが持続持続は約6ヶ月で細い針の注射ですが、「塩化アルミニウム液」は一部薬局やネット販売されている塗り薬ですので、とても使いやすくおすすめです。


手汗足汗の制汗剤はPerspirex(パースピレックス)一択

塩化アルミニウム液の中でも世界中で売れている商品はPerspirex(パースピレックス)です。
(※パースピレックスという製品と同じ商品です)

手汗や足汗は濃度の濃い塩化アルミニウムが必要なのですが、Perspirex(パースピレックス)には手足用として塩化アルミニウム濃度が20%以上と濃い目の商品があります。手汗、足汗に効果が絶大です。

[yu]ほかにも手のひらや足の裏に効き目があるという商品はたくさんあるのですが、手汗・足汗を止めるには塩化アルミニウム液の一択[/yu]です。正直、他の制汗剤だとなかなか効かないので、最初からPerspirex(パースピレックス)手足用を試してみてください。

子どもに「塩化アルミニウム液」を利用することもできます。ただし、まだ成長期になりますので、不必要に発汗をブロックしてしまうのも考えものですので、高校生くらいになってからが良いと思います。それまでは気にしないようにごまかしていくしかないと思います。

あるいは、テストや重要な時の1週間前から使用するなど、短期的な利用を考えてみてください。

手汗は神経ブロックの手術がありますが、この手術は代償発汗がありますので最終手段としてください。まずは塩化アルミニウムから試すべきです。

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