止まらない汗ってありますよね。涼しいところに入ってもしばらく止まらないダラダラとつづく汗。
これにはただの冷却する機能の・・・熱性発汗以外にも自律神経が原因とも言われています。
自律神経が乱れると汗をか着やすいと言うのは本当なのでしょうか?対処方法はあるか見てみましょう。
この記事で得られる情報はこちら
汗がとまらないのは自律神経の乱れが原因?!
突然噴き出て、止まらない汗ってありますよね。拭いても拭いても落ち着くことがない汗。これは顔汗、脇汗、手汗、足汗、背中汗など、どの部位でも言えることです。
実際、自律神経が障害を受けたりすると、多汗を伴うと言われています。自律神経は非常に説明が難しいものですが、自律神経障害によって「無汗症」という発汗異常が伴う疾患もあります。
しかし、「無汗症」の場合は、血圧調整の障害や排尿障害などの自律神経障害を有し、無汗症よりも、別の疾患の方が問題である場合があります。頸部の脊髄などでの障害、あるいは嚢お内での障害によって全身の無汗が生じることもあります。
さて、無汗は逆に自律神経の乱れによる多汗というものは存在します。
手汗や足汗、脇汗は、交感神経と副交感神経が関わっているという話は聞いたことがあるかと思います。
・交感神経は、心身に緊張を促す神経
・副交感神経は、心身をリラックスさせる神経
になり、日常生活ではこの交感神経、副交感神経がその場面によって優位になったり劣位になったりを繰り返してバランスをとっています。
交感神経が優位な状態が続くと、緊張状態が続くために、手汗が止まらない、顔汗がとまらないということになります。リラックスするときは、副交感神経が優位になるために、汗が落ち着きます。
この交感神経と副交感神経をつかさどるのが、「自律神経」になります。
そして、
「自律神経の乱れ」により、この交感神経と副交感神経の制御ができなくなるのです。
止まらない汗にはいろいろな原因があると推測されますが、自律神経の乱れによる過度な発汗もその一つです。
この自律神経を大きく崩してしまうと、「自律神経失調症」と言われるものになります。
自律神経失調症とは以下の通りです(wikipedia参考)
めまい、冷や汗が出る、体の一部が震える、緊張するようなところではないのに動悸が起こる、血圧が激しく上下する、急に立ち上がるときに立ち眩みが起こる、朝起きられない、耳鳴りがする、吐き気、頭痛、微熱、過呼吸、倦怠感、不眠症、生理不順、味覚障害といった身体症状から、人間不信、情緒不安定、不安感やイライラ、被害妄想、鬱状態など精神的な症状が現れることも多い。
自律神経失調症には様々な症状があり、病態は人それぞれの為、判断しにくい。どの症状がどれだけ強いのか弱いのかは患者それぞれである。
自律神経の乱れの対処法はストレス発散!?
ここでは、自律神経失調症までではないけれど、止まらない大量の汗をかいてしまうという方向けに、対処方法を記載していきたいと思います。
以下に述べるすべてをする必要はありませんが、どれか一つでも続けられるものを見つけて生活の一部に、習慣化することとても重要となります。
ストレスの軽減
ストレスそのものを減らすことが大事です。これが難しいために、自律神経が乱れていることは承知ですが、生活でどの部分が過度の緊張やストレスを与えているか、客観的に見るようにしてみてください。
瞑想
外部のストレスをすべて取り除くことはできません。ですので、瞑想をすることは、ストレスを軽減するための一つの有効な方法です。細かい瞑想の方法は割愛しますが、呼吸を整える、血圧を整えることは自律神経を整える必要なものです。
マッサージ
マッサージはリラクセーションに非常に効果的な方法になります。自然と深呼吸をする時間、体全身を弛緩する状態が続きますので、定期的にマッサージを受けることは自律神経の安定に良い方法になります。
呼吸を整える
呼吸は、末梢神経系と自律神経系に関係しています。呼吸は自然なものですが、コントロールしてできるものです。意識的にゆっくりと深く呼吸することは、副交感神経を優位にしてくれます。
呼吸は毎日するもので、浅い呼吸も日々の習慣になります。意識的に、例えば、2秒間で吸い、5秒かけて息を吐くなど、深い呼吸をしてましょう。
ヨガ
ヨガも瞑想の一つで副交感神経を優位にするおススメの方法です。少し部屋を暗くして、ゆったりとしたヨガもありますので、リラックスに相乗効果が期待できます。ホットヨガなどは人為的に過度の負荷をかけるものになりますので、リラックスにはあまりよくありません。
ここでもゆーったりとした呼吸で力を抜いてやることを意識してみてください。
栄養に気を付ける
カフェインなどの刺激的な食べ物を避けるようにしてください。とは言っても、カフェインは日々の生活で避けられないですよね。あまり意識するとそれも疲れてしまいますので、食事をバランスよくとる、ということを意識されてみてください。
運動をする
体の興奮する運動は交感神経を優位にしますが、簡単なジョギングなどは副交感神経に良いものです。適度な汗をかく習慣をつけるようにしてみてください。運動して体が疲れると、睡眠の質もあがり、翌日の疲れもなくなりストレスの軽減につながります。
運動することがなかなか難しい場合、ストレッチだけでもしてみてください。ここでも深呼吸をしながらすることがとても大事です。