「ゲームのコントローラーがびしょびしょになる…」
「好きな子と手をつなぎたいのに、手汗が気になって無理…」
これは、実際に手汗に悩む小学生や中学生のリアルな声です。手汗は思春期の子どもにとって、学校生活・遊び・人間関係にまで影響を与える深刻な悩みになり得ます。私自身、今でもですが小さい頃から悩んできました。手汗さえなければもう少し自信を持ち楽しい日々が過ごせたのでは、、と思うことも未だにあります。
今回は、「手汗が多くて困っている子ども」に向き合うために、
- 子どもがどんなことで悩んでいるのか
- 親としてできるサポート
- 自宅でできる対策
を詳しく解説していきます。心を込めた渾身の記事です。
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■ 小学生・中学生の「手汗」って実は多い?
意外かもしれませんが、子どもの手汗の悩みは珍しくありません。
成長期に入ると、自律神経やホルモンバランスの影響で汗腺が敏感に反応し、手のひらに汗をかきやすくなる子がいます。目安としては物心ついたとき、あるいは12歳位前から手汗の量に気がついている場合は生まれつき手掌多汗症の可能性が高いです。
また、緊張やストレス、プレッシャーも引き金になりますのである程度大きくなってからの場合は、生まれつきではないため精神的なストレスの緩和などが急務になります。
特に小中学生は、以下のようなシーンで悩みやすい傾向があります。
🧒 よくある子どもの手汗の悩み
シーン | 困りごと |
---|---|
ゲーム | コントローラーが滑って操作しづらい/スマホが反応しない |
勉強・授業 | ノートが濡れる、プリントがふやける、はじがくるんとなる |
体育・部活 | バットやラケットが持ちにくい |
友達関係 | 手をつなぐ遊びが恥ずかしい、気まずい |
習い事 | ピアノの鍵盤が滑る、書道で半紙が濡れる |
■ 手汗が子どもの心に与える影響
汗は体の自然な反応ですが、それが「普通じゃない」「自分だけ」と感じると、子どもは強い不安を抱えるようになります。
📌 自信を失いやすい
手汗のせいで、「自分が汚い」「変な子と思われる」といった自己否定につながることも。
📌 友達関係に影響
「手をつなぐのが嫌」「遊びを断る」など、人との距離を置くようになる場合もあります。
📌 親に言いづらい
手汗はデリケートな悩みなので、親に相談できない子も多いのが実情です。
■ 手汗が多いのは病気?「手掌多汗症」とは
手汗が極端に多く、日常生活に支障が出ている場合は「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」の可能性があります。
✅ 手掌多汗症の特徴
- 子どもの頃から発症することが多い
- 気温に関係なく、緊張や集中時に大量の汗をかく
- 両手ともに汗をかく
- 雨の日はなぜか手汗が少なめ
【重要】
子どもが悩んでいるようであれば、皮膚科・小児科に相談することが第一歩です。最近では、小児でも治療を受けられるケースが増えています。また手掌多汗症にはレベル1~3などがありレベル3はポタポタ滴ってしまうほどの重症なケースで日常清潔に支障を来たすレベルとなります。
■ 自宅でできる!本気の子どもの手汗対策
病院にかかれば、ボトックス注射、塩化アルミニウム液、イオントフォーレシス、神経遮断、などたくさんの対処方法があります。
わたしも、注射は高いし、神経遮断なんて怖いので、爪もみ、鍼治療などを試したこともありました。でもあまり効果はありませんでした。昔は今ほど情報を得ることも難しくできることが少なかったです涙
本当に悩む子に、あまりお金をかけずに絶対に効く方法をご紹介します。
1. アリエクで家庭用イオントフォレーシス機器を買う!
✅ 水に手を浸しながら微弱な電流を流す治療法。
保険適用される病院もあり、1回600~1000円くらいでできる皮膚科があります。ただ効果が表れるまで1週間に1~2回通う必要がありますので、家庭用機器をおすすめします。
楽天などで汗切丸が約3~4万円で売っています。日本製で安心ですが、ちょっと高額なので子どもの手に効くのかちょっと不安になりますよね。(それでも海外製は10万を超えるので安いほうですが・・・)
そこで、中国のAliExpressというサイトで売っているイオントフォーレシスを試して見てください。
こちらです。→ AliExpress公式サイト
日本語のページになっていると思いますので日本語で購入を進めるができます。Temuとかその辺と同じです。
「イオントフォーレシス」や「iontophoresis」と検索画面に打ち込んでみてください。
以下の画像のある商品が何点かでてきますので一番安いもので良いので購入しましょう。

👉 本来は小学高学年くらいからが推奨されています。電気がピリピリするので嫌がる子もいるかもしれません。電流は小さくすると感じないくらいにもできるので、(電流が少ないと)時間がかかりますが1日数十分時間を掛けてやれば1~2週間後には汗が減る感覚がでてくるでしょう。私は毎日して1週間で改善が見られました。
脇には使用できませんが、足にも使うことができます。
2. 次におすすめ、手汗用の制汗剤を使う!
✅ 有効成分「塩化アルミニウム」配合の医薬部外品を使えば、手汗を抑えることが可能です。ただ、手はよく洗ったりものを触るので利き目が出るのが遅いので何度かする必要があります。
また塩化アルミニウムは痒みがでやすいので、イオントフォーレシスのちょっとピリピリ感とどちらが良いか、、、という感じですね。
おすすめはパースピレックスの手汗・足汗用のローションタイプです。ロールオンタイプは脇汗に良いですが、手汗の場合はたっぷりと使う必要があるのでこちらのローションタイプが良いでしょう。
3. その次におすすめはない!
悩みに悩んできた私の結論です。あとはもっと大がかりな注射や神経ブロックなどになってしまいます。まずは上記2つを試して見てください。
■ こちらも大事!親としてできることは?
子どもが手汗で悩んでいたら、「気にしすぎ!」と否定するのは逆効果。大切なのは、受け止めて、共に対策を考えることです。
❤️ 1. 「気にしすぎてないよ」と共感する
→ 「自分も汗っかきだったよ」など、寄り添う声かけが安心材料になります。
🛍 2. 対策グッズを一緒に選ぶ
→ ドラッグストアで「これ使ってみようか?」と一緒に考えることが心の支えになります。
🏥 3. 医療機関への相談を提案する
→ 深刻な場合は「お医者さんに相談してみよう」と専門家の力を借りることも大切。
■ まとめ:手汗は治る・抑えられる悩みです
親の遺伝ではなく、子どもだけの場合は、手汗に悩んでる子しかその辛い悩みはわからないかもしれません。
でも子どもの手汗は、早めに気づいて対応すれば改善できます。
「汗をかく=恥ずかしいこと」ではなく、「どうすれば快適に過ごせるか」を一緒に考えていきましょう。特に、イオントフォーレシスはおすすめです。こんなに安い価格で手に入る良い時代になりました。
手汗で「ゲームができない」「友達と手をつなげない」——
そんな悩みを抱える子どもたちが、少しでも前向きに過ごせるように。筆者は切実に願っています。
親子で一緒に向き合って、**「手汗とうまく付き合う方法」**を見つけていきましょう。