汗がアンモニア臭がすることに悩んでいる方もいらっしゃいますが、なぜ汗からアンモニア臭がしてくるのでしょうか?このニオイを改善するのに必要はこと、原因について探ってみたいと思います。汗の匂いを改善するのに運動が効果的なのかと言うことについても言及していきたいと思います。
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汗がアンモニア臭がする原因は?!
汗がアンモニア臭がするには、まず汗の成分を見ていきましょう!
汗の成分って一体なに!?
エクリン汗腺からでる汗の99%は水なんです。
そして、それに無機・有機物質がわずかながら溶け込んでいます。汗の原料は血液です。なので血液に含まれている物質は微量なものでもほとんど含まれているんです。
無機成分としては、
- ナトリウムイオン
- カリウイオン
- カルシウムイオン
- クロールイオン
- 重炭酸イオン
ナトリウムとクロールイオンは塩化ナトリウムとして溶けているので、このために汗がしょっぱくなります。
イオン⁉ちょっと難しいんですが・・・・^^;
ですよね。。。
そして、汗には有機成分も含まれています。
有機成分としては、
- ブドウ糖
- アミノ酸
- タンパク質
- 乳酸
- 尿素
- アンモニア
となります。
そう、アンモニアも汗に含まれているんです。
汗中のアンモニアについて
アンモニアは、基本手kにいは腎臓から尿中に排出(排泄)されるものですが、汗腺も一部この排泄機能があると言われています。ただし、量はかなり少ないです。
汗は個人差が大きいですが、アンモニアの汗中濃度が高い人もいて、phの低い汗をかくとアンモニア濃度がたかくなると言われています。
phとは汗の酸性、アルカリ性を示すものです。平均して汗のphは5.5の弱酸性です。汗が増えるとアルカリ性気味になるようです。
汗のアンモニアが臭いを発する原因は!?
実際、皮膚からでた汗でアンモニア臭をするということは少なく、汗がでてなんらかの反応や分解があって匂いが発するようです。
アポクリン汗腺からでるわきがなども普通は無臭ですが、同様に、このアンモニア臭も発汗時はそこまで臭いはしないものの、皮膚・衣類の汗の成分と細菌が反応(分解)したものと考えられています。
アンモニア臭のする汗の対策は?!
phの低い汗をかくとアンモニア濃度が高くなると上で述べました。
しかしphの低い酸性の汗をかくことは、皮膚面を酸性に維持し最近の増殖を抑制してくれます。逆に、濃度が強いアルカリになることは、細菌の増殖を許すことになります。
実際、phの変化は汗がでたあとで、皮膚に蓄積した酸性物質などの影響が大きいです。
つまり、皮膚を常に清潔に、蓄積した垢や細菌を極力減らすことが大事です。
簡単に言うと、「お風呂でしっかり磨け」ということが基本中の基本で大事なことです。
また、適度な運動も効果的で必要です。
実際、エクリン汗腺から出る汗はドロドロした汗よりも、水っぽい汗が理想的です。ようは、「サラサラのいい汗」をかくようにします。
このサラサラの汗は、塩分濃度が低い汗ということです。
このいい汗をかくには、汗の発汗機能を高めて、汗をかきやすくすることが大事で、そのために運動が大事なのです。
運動をすることで、熱(暑)さに強い体になり、
- 汗の分泌機能の高くある
- 汗の塩分濃度が減る
- 体温上昇へ少ない
- 心拍数の増加が減る
などが期待されます。暑さに強い体を作ることで、そもそも汗をかきづらくなり、塩分濃度が減ることで蒸発しやすい汗となるので、不快なアンモニア臭などの臭いを発する機会を作らない様にできます。
要は、発汗機能を高めることが、汗の分泌を抑え、匂いを減らす助けにもなります。そして毎日体を洗い、湯船に浸かり、清潔に保つことが何よりも大事です。